井戸洗浄再生技術某県内 消雪井戸洗浄
期間 | 2023年6月20日~2023年6月22日 |
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工事場所 | 某県内 |
井戸仕様 | 250mm×22m |
スクリーンの種類 | 亜鉛メッキV線巻線型 |
ケーシングの材質 | SGP |
用途 | 消雪用井戸 |
◎洗浄前カメラ調査
井戸洗浄する前にカメラで状態を確認します。
取水部の固着物により巻線の状態判別が難しく、一部腐食が進行してやせ細っている事が確認されました。
◎井戸内特殊洗浄
洗浄による排出物は錆、砂であり、充填砂利の排出は見られませんでした。
洗浄を何度も重ねるにつれ、管表面の錆、充填砂利を固着させている砂、更に奥の地層砂と排出される物質が変化していきました。
◎井戸底浚渫
浚渫時に排出されたものは、主に錆、砂でした。井戸底(20.48m)まで達し、井内の水を清水まで循環させ浚渫を終えました。
◎洗浄後カメラ調査
洗浄した後、カメラ調査で状況確認いたします。
巻線の腐食欠損も見られ、充填砂利が露出している箇所が多々あります。
巻線の変形もあり、既設管の形状を何とか保っている極めて危険な状態です。
このようなスクリーンの状態が悪いまま井戸を使用していくと、最悪の場合巻線が崩れたり、充填砂利や地層砂を引き込んだりする可能性が高く、井戸の崩壊も想定しないといけません。
今後の対策として、一刻も早く二重ケーシング管を設置することをお勧めしました。
今回の井戸洗浄で、いかに「カメラ調査」が重要であるかを再認識いたしました。
そのことについて詳しく書いたブログをアップしていますので、是非合わせてご覧ください!
ブログ「井戸調査・カメラ調査の重要性」