井戸洗浄・井戸調査、井戸内水中テレビカメラ調査、配管洗浄・配管更生・配管カメラ調査、工場排水処理・水質浄化
二重ケーシング管設置は井戸を新たに掘り直すのではなく、既設井戸をそのまま使用できるメリットがあり、設置後のメンテナンスも容易に行えます。それが結果として井戸の長寿命化に繋がります。
1955年以降の高度経済成長期に新設され、20年~30年以上経過した井戸は、ケーシング管、スクリーン管の経年使用により老朽化し、破損や崩壊が懸念されており、早急に二重ケーシング管を設置することが望ましいです。
井戸の専門家が井戸専用水中テレビカメラでケーシング管やスクリーン管の損傷や劣化具合を適正に調査し、今後の改修計画をアドバイスさせて頂きます。
対策として、既設井戸内に1サイズ~2サイズ小さい内挿管を挿入する二重ケーシング管設置工事や部分的に補修を行うパッチ工事があります。
井戸内部のカメラ調査を行った上での判断となりますが、二重ケーシング管が設置できないような、損傷が著しい状態については新しく井戸を掘り直しする事が必要となります。
腐食の度合いが不明
腐食の度合いが明確に分かります
腐食の度合いが明確に分かります
破損等が軽度~中程度の場合や、丸穴巻線スクリーンの巻線のみが腐食、継手部分が一部腐食している場合は、そのほとんどが二重ケーシング管の設置で対応が可能です。二重管設置を行う事は既設井戸をそのまま使用できるメリットがあり、設置後のメンテナンスも容易に行えますので、結果として井戸の長寿命化に繋がります。
スクリーン部分が目詰まりし、地下水が井戸の中に入りにくくなっています。
設置後、二重ケーシング管外側の既設ケーシング管スクリーン部分まで洗浄を行います。
洗浄により目詰まりが解消され、管の効果が発揮されます。
耐衝撃性硬質塩化ビニル管に横スリットを施したストレーナ管で、耐食性に優れ強度も井戸ケーシングとしては問題ありません。
開口率は7~15%と従来のスリット型(縦スリット)と比較しても大きく、スリット型の中では集水が見込めるスクリーンです。
横スリットであるため、当社のユニバーサル洗浄工法Ⅱと相性が良く、二重ケーシングで施工した後でも、効率の良いメンテナンスが行えます。
耐衝撃性硬質材質が塩化ビニルであるため、腐食することはありません。
継手もねじ込みによる接続であり、ねじ幅も50mmと強度も何ら問題ありません。
井戸の経年使用でストレーナの劣化や腐食が進行してしまうと、井戸の破損の恐れから、洗浄を行うことができません。洗浄ができなければ、ストレーナの目詰まりが解消せず、水の出が悪くなった井戸は使えなくなってしまいます。そんなとき、二重ケーシング(内挿管)を入れることで洗浄が可能になります。
その結果、井戸の長寿命化に繋がります。これはヴィーマにしかできない特許技術です。
事前の水中カメラ調査で井戸崩壊の恐れがあり、施工の必要性を判断したうえで二重ケーシング管設置を行います。
写真は塩ビ管(横スリット)を使用した施工例です。
井戸口径を1サイズダウンで止めることで既設井戸の揚水能力を落とさず、以後井戸を稼働させることが可能です。
ケーシング管は、塩ビ管、ステンレス管の他に塩ビ管とステンレスの巻線ストレーナーを組み合わせたKVSストレーナー等があります。
スクリーンの種類は、横スリット型をはじめ丸穴巻線型などがあります。
充填砂利の役割は揚砂・帯水層の崩壊を防止する事なので、明らかな揚砂が確認された場合を除いては砂利充填は行いません。
施工場所や深度にもよりますが、施工は1日で完了し、翌日には揚水可能な状態に復旧致します。
超高圧洗浄車に特殊ノズル(特許仕様)を装着し、井戸内の洗浄を行います。
二重ケーシング管設置後の洗浄であれば、22~25MP(約220~250kg/㎠)の高水圧で洗浄を行います。
写真は、ノズル回転確認の状況です。
水圧でノズルを回転させ、ケーシング内をむらのない洗浄を行います。
ノズル先端と管内面の距離が殆どないため効果的な洗浄が期待できます。
上の写真のように、二重ケーシング管内に洗浄ノズルを挿入し既設ケーシングの錆や汚れを洗い落としていきます。
弊社のユニバーサル洗浄工法Ⅱでは井戸口径φ50~φ1000まで対応可能です。
本井戸は弊社が2013年に井戸改修工事を行い、二重ケーシング管を設置した消雪用の井戸です。今回、揚水量が減少したため、弊社の特許技術「ユニバーサル洗浄工法Ⅱ」にて井戸の洗浄を行いました。
洗浄前は取水部であるストレーナーが目詰まりを引き起こし、水の流入が阻害されていましたが、洗浄後は取水部の目詰まりの原因であった固着物も剥離し、二重ケーシング管の奥にある充填砂利まで綺麗になっていることが確認できました。
「ユニバーサル洗浄工法Ⅱ」は二重ケーシング管にした井戸の既設スクリーン管まで洗うことが可能な洗浄工法です。
これはヴィーマにしかできない特許技術です。