井戸洗浄・井戸調査、井戸内水中テレビカメラ調査、配管洗浄・配管更生・配管カメラ調査、工場排水処理・水質浄化
吸引式パイプライニング工法(SRCT工法)とは、老朽化した給水管を『真空吸引力』を利用して清掃・ライニングを行う優れた工法です。
吸引車の吸引力で、排水管・給水管の内面に発生した錆や付着物をクリーニング(洗浄・研磨・除去)し、ボールピグを用いて強固なエポキシ樹脂を管内均一に塗膜ライニングします。
既存の建築物を取り壊したり、建築物内に配管されている排水管・給水管の配管を取り外したりすることなく、そのままの状態で既設管の延命を図り、かつ赤水による水質や異物による流水のつまりなども改善されます。
配管更生、配管ライニング、排水管ライニング、給水管ライニングにも応用できます。ビルやマンションの古くなった配管が、取替えなくても甦ります。
住宅、マンション、ホテル、学校、オフィスビル、工場、プール等の給水管、雑排水、雨水管、空調ドレン管及び消雪パイプ等にも適用できます。
配管内部探査(カメラ)で診断します。管の割れ箇所、外れ箇所が意外と多くあるものです。ここで赤錆を除去します。
天然の珪砂を利用し、赤錆を完全に除去しライニングに移ります
高圧で人体に無害なエポキシ樹脂塗料を管口及び各水栓口により管内に吸い込ませ、ボールピグを往復させてライニングします。エポキシ樹脂の塗布は、管内の防錆腐食防止の効果があります。
15A、20A | L=20m以下 |
---|---|
25A、32A | L=30m |
40A、50A | L=50m |
65A~100A | L=60m |
125A~150A | L=30m |
昨今、建物の耐震補強工事が行われていますが、建物の外観が丈夫に見えても、排水管・給水管が老朽化していては安心できません。
地震後にライフラインが復旧しても、配管に破損や亀裂が生じていてると生活できなくなってしまいます。
水道配管・ガス配管をライニングする事によって、耐久性・強度が増し補強になりますので、配管を腐食と地震から守ります。
また、ピンホール等、穴のあいた漏洩箇所の補修も可能です。
直径数mm程度の穴であれば、
パイプライニングの塗膜による補修が可能です。
補修後の管内面
01排水器具取外し
02洗浄
03管内吸引乾燥
04研磨工程
05ライニング工程
06配管復旧
07通水
01仮設給水管設置(台所・トイレ)
02水栓取り外し
03管内吸引乾燥
04研磨工程
05ライニング工程
06配管復旧
07通水
08仮設給水管撤去
項目 | 評価 | |
---|---|---|
経済性 | 10%コスト縮減(直接工事費) | |
工程 | 配管替えとの比較で50%短縮 | |
品質 | 耐久性は同程度 | |
安全性 | 水質は配管替えと同程度、負圧の作業で安全 | |
施工性 | 老朽配管や入居者に対する危険性が小 | |
環境 | 建築廃材が少ない |
SRCT工法は、建築物価調査を受け、技術審査証明を取得した安心の技術です。
配管替えとなると大規模な工事になりますが、SRCT工法は既設管をそのまま使うため、
大規模な工事は必要なく、短い工期で施工できます。
給水管更生技術『SRCT工法』
建築物等の保全技術
給水管更生技術審査証明工法第0601号-B号
2006年建築技術審査証明事業実施機関
財団法人建築保全センターより審査証明を取得しています。
排水管更生技術『SRCT工法Ⅱ』
建築物等の保全技術
排水管更生技術審査証明工法第0901号-A号
2009年建築技術審査証明事業実施機関
財団法人建築保全センターより審査証明を取得しています。
住宅、マンション、ホテル、学校、オフィスビル、工場、プール等の給水管、雑排水、雨水管、空調ドレン管及び消雪パイプ等に適用できます。
管内に挿入した塗装用ピグの効果により安定した塗膜厚の確保が可能です。強度が増し、耐震補強にもなります。
3階建てアパート(入居世帯数12戸)の給水管が、1週間程度の短期間で完了します。
塗膜が浸透するので、3mm以下の穴や長さ30mmまでの亀裂を同時に修復できます。
ライニングに使用する二液性エポキシ樹脂塗料は、厚生省告示第111号『給水装置の構造及び材質の基準に係る試験』及び
日本水道協会規格『JWWAK135-2000』に適合した安全性の高い塗料です。
審査証明 取得工法 |
概要 | 車輌設置 場所 |
方式 | 研磨 | 塗装 | 安全性 | 漏洩時の 対応 |
作業状況 | 工期 | 断水時間 (専有部) |
仮給水栓 取付箇所 |
塗料水質 基準 |
施工可能 範囲 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SRCT工法 (吸引負圧+ピグ式) |
吸引気流を利用して排管内面のさびの除去を研磨を行い、エポキシ樹脂塗料による防錆塗膜を形成する。 長距離スパンや大口径の経路ではピグ塗装を行う。 |
工事車輌1台+資材置き場 4坪程度 150A施工で吸引車2台 施工~50m |
吸引気流+ピグ式 | 正逆2方向研磨 | 正逆2方向、ピグ塗装 | 負圧吸引式のためホースが外れたり、研磨剤、塗料が外部に噴出すことはない。老朽排管でも負担をかけない。 | ピグ塗装により漏洩部分の補修が可能。 ~3.0mm |
1系統につき1本の 吸引ホースで施工。 |
各系統別に施工するため他工法よりやや長くなる場合がある。 | 1戸あたり1.5日間 | KT、WCの2箇所 | 給水装置の構造及び材質の基準、厚生労働省告示第15号給水装置の構造及び材質に係る試験に適合 | 規則範囲なし |
吸引工法 | 吸引気流を利用し研磨と塗装を行い、エポキシ樹脂塗料による防錆塗膜を形成する。 | 同左同等程度(80A以下) 150A施工で吸引車3台 施工~10m |
吸引気流方式 | 正逆2方向研磨 | 正逆2方向、ピグ塗装 | 負圧吸引式のためホースが外れたり、研磨剤、塗料が外部に噴出すことはない。老朽排管でも負担をかけない。 | 補修不可。 | 1系統につき1本の 吸引ホースで施工。 |
各系統別に施工するため他工法よりやや長くなる場合がある。長距離排管は分割が必要であり、さらに工期が長くなる。 | 1戸あたり1.5日間 | 自社基準による | 給水装置の構造及び材質の基準、厚生労働省告示第15号給水装置の構造及び材質に係る試験に適合 | 地域に限り受水槽以下の給水設備のみ |
空気送工法 | 排管に対し高圧の圧送空気を押し込み研磨と塗装を行う。 | コンプレッサー車、 集塵車、エアホース等資材置き場 吸引工法2~3倍以上必要 150A施工で15台 施工~30m |
加圧気流方式 | 正逆2方向研磨 | 正逆2方向塗装 | 高圧の空気を圧送する耐圧ホースが外れたり、パンクなどの心配がある。 排管に対し圧力を加えるため、エルボの穴あきなど排管を傷めることがあり、研磨剤、塗料が外部に噴出してしまう。 足元に圧送高圧ホースが無数に走り、入居者の通路確保が困難。 |
補修不可。 | 作業口数分の圧送ホースが必要となり、室内の水栓数が多い場合など、足元にホースが無数に走り、入居者の通路確保が困難。 | 専有部と共用部を同時に行うことで工期を短縮できる。 | 1戸あたり2~3日間 | 自社基準による | 給水装置の構造及び材質の基準、厚生労働省告示第15号給水装置の構造及び材質に係る試験に適合 | 地域に限り受水槽以下の給水設備のみ |
ピグ工法(圧送) | 研磨は、空気圧送工法とまったく同じ。 ライニングの場合のみ、圧送空気でピグを押し込み塗装を行う。 20Aが中心で中口径以上は不可。異径管が混ざる系統も不可。 |
コンプレッサー車、 集塵車、エアホース等資材置き場 吸引工法2~3倍以上必要 150A施工で15台 施工~30m |
加圧気流方式 | 正逆2方向研磨 | 正逆2方向塗装 | 高圧の空気を圧送する耐圧ホースが外れたり、パンクなどの心配がある。 排管に対し圧力を加えるため、エルボの穴あきなど排管を傷めることがあり、研磨剤、塗料が外部に噴出してしまう。 足元に圧送高圧ホースが無数に走り、入居者の通路確保が困難。 |
補修不可。 | 作業口数分の圧送ホースが必要となり、室内の水栓数が多い場合など、足元にホースが無数に走り、入居者の通路確保が困難。 | 専有部と共用部を同時に行うことで工期を短縮できる。 | 1戸あたり2~3日間 | 自社基準による | ー | ー |
工法 | 機械設置 場所 |
車輌設置 場所 |
作業状況 | 作業期間 | 1戸当たり室内 作業時間 |
1戸当たり 断水時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
吸引工法(SRCT工法) | 吸引車(4t)-1台(100A以下) | 吸引車1台 6.5×2.3×2.3 |
|
計 10日間 |
1日間(6時間)
|
1戸当たり1日間断水(24時間)
台所、WCに仮設を標準取付 |
圧送工法(他社) |
|
4t車 5~6台分 |
|
・共用部、室内管同時施工-9日間 |
3日間
|
1戸当たり3日間断水(48時間以上)
1箇所仮設あり |