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消雪管、融雪管、消雪パイプ洗浄

冬到来!消雪用の装置や井戸の調子はいかがですか?

みなさんこんにちは!ヴィーマです😀

だんだんと寒くなり、冬の季節到来ですが、心配なのが雪。
社内でも、「今年も、多いのかな...」とため息交じりの会話が聞こえます。早朝から雪かきという大仕事が待ち構えていますからね(´;ω;`)

特に我が福井県は雪の多い地域で、いたる道路に融雪装置がついており、水が出て雪を溶かしてくれています。たくさんの車が通る大きな道路や多く人が利用する施設など、とてもありがたい存在です。

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この出てくる水の多くは、消雪用の井戸からくみ上げている地下水です。いざ水を出そうと思っても、井戸の不具合や、消雪管のつまりなど、いろいろな原因で「水が出ない」という事態も多く考えられます。

そこでご紹介したいのが、先日行った消雪用井戸でのお仕事です。
県内のとある線路沿いに位置する消雪用取水井戸。経年使用による劣化のため、井戸能力の把握と能力回復を目的とした井戸の調査、点検、改修を行った事例です。
駅の狭い敷地にある井戸ですので、作業スペースが限られていますが、洗浄車一台分と小型な三脚の設置スペースのみで作業できるのが弊社の強みです。

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【揚水試験(洗浄前)、水中ポンプ引き揚げ】
まずは井戸の能力を確認するために揚水試験を行った後、水中ポンプを引き揚げると、ポンプ全体にスケール固着が見られました。

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かなりの錆が固着しているのが写真でも分かります。

【井戸内水中テレビカメラ調査工(洗浄前)】
次に井戸内に水中カメラを入れ、井戸の構造や劣化状況などを調査します。

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【井戸洗浄工】
いよいよユニバーサル洗浄工法にて井戸内の特殊洗浄を行います。超高圧水を旋回噴射させて、管の表面だけでなく通水箇所であるストレーナより奥の充填砂利に至るまで洗浄します。洗浄回数を重ねるに連れ、洗浄水が地上に溢れることがなくなったため、ユニバーサル洗浄工法による洗浄効果により井内の通水が良くなったと判断できます。

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目詰まりした通水を阻害する物質の除去を行うことができるほか、二重ケーシングを施した井戸でも洗浄することが可能なのが、特許取得「井戸特殊洗浄再生技術」のユニバーサル洗浄工法の大きな特徴です。従来通りのブラッシング工法、スワビング工法などで洗浄を行っていましたが、時間もコストもかかり、十分な洗浄効果も出ず、井戸を掘り直すなどの多大な費用がかかっていました。短工期、低コスト、小スペースで揚水量をほぼ新設時まで復元することができるのが、このユニバーサル洗浄工法なのです。

【井内浚渫工】
その後、空気の浮上力を利用し、底部の堆積物を引き揚げるエアーリフト工法にて実施しました。水の濁りがなくなるまで井内の水を循環させ浚渫を終えました。主な排出物は、砂や砂利でした。浚渫によって引き揚げた堆積物は特殊強力吸引車にて回収しました。

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【井戸内水中テレビカメラ調査工(洗浄後)】
洗浄後にもう一度水中カメラで調査をしました。綺麗になったので、取水部の状態も良く観察できました。

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【ポンプ揚水管据付、揚水試験(洗浄後)】
既設水中ポンプ揚水管すべて高圧洗浄を施したものを用い、既設位置に再設置しました。そしてもう一度最後に揚水試験です。
洗浄前の適正揚水量と比べますと、洗浄前50Lでしたが、洗浄後300Lと約6倍も回復しました!水位降下量、揚砂量、比湧出量それぞれの項目に置いて改善がみられたことから、ユニバーサル洗浄工法による洗浄効果が確認できました。今後の適切な運用についてもご提案させていただき、無事終了しました。
多くの方々が行き交う駅、今年の冬から安心してご利用できますね。

これからの季節、消雪用井戸や消雪管などでお困りの方がいらっしゃいましたら、いつでも弊社にご相談ください。お待ちしております!

井戸の洗浄に関するページはコチラ

消融雪配管の洗浄に関するページはコチラ

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回の更新もお楽しみに!

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