SRCT工法発電所の給気管(通気管)更生工事「SRCT工法」
工事場所 | 県外の某発電所 |
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建物の規模 | 鉄筋コンクリート造 地上1階建 地下2階 |
建物内を通る給気管(通気管)は、長い年月とともに管内は湿気などで腐食し、「さびこぶ」などの不純物が付着します。
給気管を交換せずに、更生できないかとご相談を受け、弊社のSRCT工法を提案し、施工にいたりました。
(※給気管とは、排水管内の排水をスムーズにするための空気の通り道のことです。発生する管内の気圧を調整する役割があります。)
特殊強力吸引車の「真空吸引力」を利用し、乾燥→研磨→ライニング→復旧 の工程で行いました。
①研磨作業
研磨剤を吸わせて、研磨剤が管の中で暴れることで、汚れやさびを落としていきます。
②ライニング作業
管内を乾かした後、エポキシ樹脂塗料を管内に流し入れ、吸引する力で管の出口まで塗布します。
ボールピグを往復させながら均一に塗膜することで、安定した塗膜厚が確保できます。
③塗膜検査
膜厚測定器を使い、塗膜厚が0.6mm以上保たれていることを確認します。
④硬度検査
鉛筆硬度Hを使用して、ひっかき試験を行います。
塗膜を削り取り、捲れや掻き揚げがないことを確認します。
⑤施工後カメラを挿入し、ライニングの状況を確認いたします。
施工前、研磨作業後、ライニング作業後のカメラ調査のときの写真がコチラです。
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施工前
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研磨後
ライニング後
この発電所は築60年以上経っていますが、建物を壊すことなく
SRCT工法で給気管(通期管)を新品同様によみがえらせることができました。
SRCT工法は、管の取外しや交換など大掛かりな工事を行うことなく、短工期で低コストな管の更生が可能です。
給・排水管はもちろん、給気管のメンテナンスも重要です。
お気軽にお問い合わせください。
詳細は、吸引式パイプライニング工法(SRCT工法)ページをご覧ください。