井戸洗浄・井戸調査、井戸内水中テレビカメラ調査、配管洗浄・配管更生・配管カメラ調査、工場排水処理・水質浄化
2018年11月5日~2018年11月28日
工事場所 | 某県内 | 井戸仕様 | 250mm×64m |
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ケーシング材質 | FRP | 用途 | 消雪用井戸 |
適正揚水 |
洗浄前 1,877リットル/分 洗浄後 1,984リットル/分 |
自然水位 |
洗浄前 -0.995m 洗浄後 -0.953m |
本井戸は消雪を目的とする自噴井戸で、近年経年使用による散水不足が見受けられました。冬に運用する際の融雪機能の障害を改善し、更に井戸の長寿命化を図るため、井戸内洗浄と消雪管内洗浄を行いました。
まず現段階での井戸の能力を判定するため、洗浄前簡易揚水試験を行いました。限界揚水時に著しい水位降下は見られませんでした(洗浄前水位降下14.41m→洗浄後水位降下13.29m、ポンプ位置まで19m)。
次に既設水中ポンプ、揚水管を腐食及び破損の有無を確認しながら引き揚げました。全体的に粘土状の付着物、硬いスケールが確認されましたが、揚水管に腐食による大きなピンホールは無く、水中ポンプにも破損は見られませんでした。井戸内特殊洗浄をユニバーサル洗浄工法にて施工しました。
洗浄前
洗浄後
水中テレビカメラ調査では、井戸内の洗浄前には不鮮明だった取水口(ストレーナ)をしっかりと確認することができました。
消雪管の洗浄では、管の閉塞の原因となる砂、粘土、錆を排出し、水が放出できるようになりました。